(のうどうみゃくりゅう)
【形】 ① 嚢状 ② 紡錘状 ③ 解離性
【大きさ】 ① 小動脈瘤 (≦12㎜)
② 大動脈瘤 (13-24㎜)
③ 巨大動脈瘤(≧25㎜)
【原因】 ① 先天性
② 動脈硬化性
③ 細菌性
④ 真菌性
⑤ 腫瘍性
⑥ 外傷性
【病理】 ① 真性
② 仮性
③ 解離性
脳動脈瘤のほとんどが先天的で、動脈の中膜筋層が欠損している事により動脈壁の3層もしくは1層が拡張したもの(真性)で、嚢状の形態を示す嚢状動脈瘤になります(全体の60%以上を占めます)。75%以上は10mm未満の大きさです。
【好発部位】
① 中大脳動脈 (≒20%)
② 内頚動脈 (≒30%)
③ 前交通/大脳動脈 (≒40%)
④ 椎骨・脳底動脈 (≒10%)
( ③ > ② > ① > ④ の順に多い)
【※ 多発する場合があります】
2個以上の動脈瘤がある場合を、
「多発性脳動脈瘤」といいます。
2個の場合が多く(70%)、女性に多いと報告されています(男性の約5倍)。動脈瘤が、6-7㎜以上の大きさがあると、破裂(クモ膜下出血)のリスクになります。